安い葬儀を希望しているけど家族葬ってどう？一般葬との違いは？その特徴を紹介します！

安い葬儀を希望しているけど家族葬ってどう？一般葬との違いは？その特徴を紹介します！

安い費用での葬儀を希望している場合、近年は葬儀社に相談すれば「家族葬(家庭葬)」と呼ばれる形式をすすめられることが多いです。
これは、故人の家族や親戚だけというごく少人数で行う葬式のことを指します。
喪主側で決めた者以外の儀礼的もしくは社交辞令的な弔問客の参列は事前にお断りすることが多いですが、故人と生前特に親しかった人については参列できるケースが少なくありません。
家族葬と一般葬では、参列する人の範囲に違いはあるものの、式場で通夜・告別式を行い、火葬を行うという流れは一緒です。
しかし、家庭葬は参列者が限られることから、一般葬の場合のような広い所を式場に選ぶ必要がありません。
式場利用料が安くなる分、葬儀をひととおり行うためにかかる費用を抑えることができるのが大きなメリットです。
家庭葬は近親者のみで営まれるのが基本であることから、密葬ともよく比較されます。
しかし、密葬は日を改めて一般葬とほぼ同じような規模で本葬を行うのに対し、家庭葬は火葬の終了をもって葬儀が完結しており、本葬が行われることはありません。
ただし、著名人の中には、後日遺族らが発起人となって「お別れの会」と呼ばれる故人を偲ぶイベントが行われる場合があります。

小規模で安い葬儀である家族葬が人気の背景

葬儀は、より多くの参列者によって故人を偲ぶ盛大なものが良いと考えられてきましたが、現在では高齢者の8割以上がコンパクトで簡素な葬儀を希望しているとするのが常識です。
背景には、今後も続く日本経済の凋落と2045年まで増加するとされる死亡者数にあるとされ、盛大に執り行うよりも遺族が本当の意味で故人を偲ぶことができる家族葬にスイッチしています。
その為、結果的に葬儀規模が小さくなり、費用が安いセット価格が主流となっています。
以前は、葬儀終了後にビックリするほど高額な請求書が舞い込んでいましたが、現在では追加料金の一切でないセット価格が常識です。
大きな変化としては、小規模で安いだけでなく従来の宗教観にとらわれない自由な形式で行われており、僧侶による読経すらない自由葬が増加傾向にあります。
現在では、急激に数を伸ばし一般葬に代わる家族葬よりも、通夜もも告別式も行わない直葬やお骨拾いすら行わないゼロ葬が増加傾向にあります。